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【描けるようになりたい】絵がうまくなる方法・コツ:才能がないと嘆いている初心者必見!

「独学で練習してるけど、全然うまく描けない」
「イメージ通りにうまく描けない・・・何がダメなのかわからない」
「うまく描く方法を教えてほしい」

初心者の人はこのような悩みを抱えていませんか?

いくら練習しても上達しない理由は、描き方の基礎ができておらず、練習方法が間違っている可能性があります。

この記事では、絵がうまくなる方法と上達するコツについて解説します。

また、この記事を読めば、才能でうまく描けるわけではないことにも気付けるし、今すぐにでも取り組める実践的な練習方法が得られます。

記事の最後には、独学で悩んでいる初心者に知ってもらいたい書籍や専門学校も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

目次

初心者が絵が上手くなるには模写がおすすめな3つの理由

初心者がいきなりオリジナルイラストを描いても、基礎ができていないのでうまく描けないのは当然です。そこで、うまくなる方法として「模写」をおすすめする理由を3つ解説します。

モチベーションが上がる

好きなイラストを模写するとモチベーションが上がります。なぜなら、憧れのイラストレーターの絵をマネして描けるからです。

例えば、憧れているイラストレーターの絵は何度見ても飽きないし、できれば同じように描きたいと思うはずです。

そのため、模写するのは面倒だと感じている人でも、好きな絵を模写すればモチベーションが上がります。

オリジナルイラストより挫折しづらい

模写は、オリジナルイラストよりも挫折しづらい傾向にあります。理由として、オリジナルイラストは発想力がなければ描けませんが、模写であれば好きな絵をマネして描けるからです。

例えば、イラストを模写するときは描きたいものが目の前にあるけど、オリジナルイラストは頭の中で描きたいものをイメージしなければ描けません。

プロのイラストレーターや第一線で活躍しているアーティストは、「発想力が豊か」だと特別視されがちですが、プロは常に新たな発想を求めて刺激やアイデアを探求しています。

そのため、初心者がアイデアを生み出す労力・苦悩を知らずして、安易にオリジナルイラストに手を出すと思い通りの絵を描けず途中で挫折します。

また、模写すれば「見る目」を養えるので憧れのイラストレータが使っているテクニックを盗めるし、モチベーションだって維持できます。

人体構造の理解に繋がり、イラストが上達しやすい

模写の練習をすれば、人体構造がどうなっているのか理解できるので上達しやすいです。

なぜかといえば、人間の骨格や筋肉の付き方、関節の動きなどを熟知したプロが描いたイラストをマネして描くことで、人体力学などの書籍を読まずして人体構造を理解できるからです。

例えば、マラソンをしている絵を模写する場合に、脚の骨格や筋肉の動きに合わせて上半身や腕の動き、頭の角度など、実際の人間と同じ動きを描いていることに気付くはずです。

初心者がイメージだけで描くと「人間の骨格や筋肉は、そんな動きはしないだろう?」という絵になります。

原因は人体構造を理解していないことにあり、模写をするだけで自然に人体構造を理解できます。

そのため、模写の練習を続けていれば、オリジナルイラストでも自然な人物画を描けるようになるのでイラストも上達しやすいです。

初心者がイラストを描きたいけど描けない3つの理由

イラスト初心者は「うまく描いてやろう」と力んでいる人や、「たかが絵を描くだけだろ?」と言っている人は描きたくても描けない状況に葛藤します。そこで、初心者が陥りやすい描けない理由を3つ解説します。

完璧主義

完璧主義になると、描き始めるまでに時間がかかるので描きたいはずなのに描けません。

なぜなら、完璧主義になっている人は、何枚描いてもイメージ通りに描けなければ「体調が悪かった」「今日は気分がのらなかった」など、あらゆる理由をつけてダメ出しをするからです。

果たして、イメージ通り完璧に描けるのでしょうか?

答えはノーです。プロのイラストレーターでさえ、イメージ通り完璧に描けたと感じることはないのに、初心者が完璧に描くことなど不可能です。

また、描くことが楽しくて始めたイラストなのに完璧を求めた結果、描けなければ上達もしないし、スキルも身に付かないので楽しくありません。

楽しく描けなければモチベーションも上がらず、描くことをやめるかもしれません。

最悪の状態になる前に完璧主義をやめて、イメージの60%〜70%のできであればヨシ!とするくらいの軽い気持ちで取り組めば自由に描けるようになりますよ。

イラストイメージの引き出しが少ない

初心者が描けない理由の一つに、イラストをイメージする引き出しが少ないことが挙げられます。なぜかと言えば、イメージの引き出しが少ないとワンパターンの絵しか描けず、描くことに飽きるからです。

例えば、学園もののイラストやアニメ、漫画ばかり見ているとイメージが偏り、他ジャンルを描こうとしても頭にイメージが浮かばないので描けません。

イメージの引き出しを増やすには経験しかありません。興味がなくても他ジャンルのイラストや漫画を見たり、通勤・通学途中の何気ない風景もイラストに活かせないか、常に周囲を意識することが大切です。

意識して見ることで引き出しが増え、イラストを描く際には「通勤途中の車窓から見えた景色を風景にしよう」といった発想が生まれます。

絵を描く前に資料集めを最低20〜30枚行っていない

イラストを描く際には、前準備として最低でも20〜30枚の資料集めをしていないことが描けない原因です。

理由は明白で、プロのイラストレーターでも髪はこのイラスト、瞳はこのイラストといったように、1枚のイラストを描くために各パーツごとに3枚ずつ集めても全身を描こうとすれば数十枚の資料集めをしなければ描けないからです。

例えば「プロが描く絵は発想力が違うな」と感心しますが、本当にイメージだけで描いていると勘違いしていませんか?

これは大きな間違いです。百戦錬磨のプロでさえ、描くシーンに合わせた資料を毎回数十枚収集しなければうまく描けません。

そのため、うまく描けないと悩んでいる初心者は、最低でも20〜30枚の資料を集めてください。

初心者がメキメキ絵がうまくなる11つの方法

うまく描けないと悩んでいる初心者のために、メキメキ上達する方法を11つご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

うまいと感じるイラストレーターの絵が上手な理由をメモして言語化

誰しも、絵がうまいと感じるイラストレーターがいるはずです。絵を見て「なぜ、うまいのか?」「どこが、うまいのか?」感じたことをメモに残しましょう。

理由は、メモに残すことは言語化する行為であり、感じた印象を頭で分析して言葉に置き換える必要があるからです。

例えば、「キャラクターの感情をうまく表現している」と感じた場合は、次の点に着目して言語化しましょう。

  • キャラクターはどのような感情なのか?
  • 感情をどのように表現しているのか?
  • なぜ、この表現技法を用いるとうまいと感じるのか?
  • キャラクターと背景のバランスはどうなのか?
  • 自分がマネてみたい表現技法はどこなのか?
  • 自分では同じように描けない違いはどこか?

上記の点をメモに残して言語化することで、画力の違いを冷静に分析できるし、作者のテクニックを盗むことも可能です。

たかが1つの線。されど1つの線。メリハリをつける

アナログやデジタルのどちらで描いても同じですが、線がうまく引けないことには上達しません。なぜなら、イラストは線の集合体だからです。

例えば、人物画を描く際にすべての線を同じ太さで描くと違和感がありますが、アウトラインの線を太く、光の当たる部分は細い線で描くと立体感が生まれます。

たかが1本の線ですが、されど線です。線の太さにメリハリをつけることで立体的になり、躍動感が生まれてキャラクターに命を吹き込めます。

また、1つの線をきれいに使いこなすことで、描いたキャラクターにも人間味や人生観を与えることも可能です。

線の太さ、濃さ、勢いにメリハリがつかずに描いている人は、次のことを試してください。

  • アウトラインと影になる部分は太くて濃く
  • 特に光の当たる部分に向かって細くて薄く
  • 柔らかい部分はソフトタッチで描く
  • 固い部分はハードに描く

影から光源に向かって、徐々に細い線で薄く描くだけで立体的になりますよ。

線画や光をうまく描きたい人は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。線画が苦手な方必見!:線画を綺麗に描くコツを徹底解説!

細部ではなく全体を単純化して絵柄を捉える

細部から描いている人で上手に描けないと悩んでいる場合は、主要な部分を丸や四角のグループにまとめて全体を単純化すると上手に描けます。

なぜなら、細部から描くと全体のバランスが悪いと書き直しになるからです。

例えば、親子のイラストを描く場合に、表情や衣服といった細部から描くのではなく、顔・上半身・下半身など、以下のようにパーツごとにまとめておくと描きやすいです。

  • 顔:丸
  • 上半身、腰:長方形
  • 腕、脚:細長い楕円形

いきなり目・鼻・口などの細部から描くと、その後に描く上半身や腕の長さなどのバランスが悪い場合には、せっかく描いたのに書き直さなければなりません。

そんな二度手間を回避するためにも、全体のバランスを考えて、大まかに主要部分をパーツごとにまとめておくと描きやすいです。

1枚の絵をたっぷり時間をかけて描く

うまく描けない人はササッと描いていませんか?1枚の絵を描くときにはたっぷり時間をかけて描かなければうまく描けません。

なぜなら、ササッと描くと、細部までリアルに表現できずリアリティに欠けたり、それっぽく見えないからです。

例えば、人物画を描くときに5分でササッと描くと下絵のような絵になりますが、1時間かければ今まで気にも留めなかった細部まで観察して描けます。

細部を丁寧に描こうとすれば、それだけ対象物を詳しく見なければ描けません。よって、細部を描くことは洞察力と観察力を身に付ける練習に最適な方法です。

うまいイラストレーターほど資料を活用している(資料をフル活用!)

資料を参考にしないで上手に描くことはとても難しく、うまいイラストレーターほど資料をフル活用して描きます。

なぜかといえば、誰が見ても「現物や状況を瞬時に理解」してもらうためです。

例えば、ネコを描くときに、耳や体の大きさなどはイメージできますが、後ろ姿や歩き方、脚や筋肉の動き方など、イメージできない部分は資料を参考にして描きます。

また、描き方もリアリティを求める場合と、それなりに見えればいい場合があり、どちらも見た瞬間に「ネコだ!」と理解できなければ意味がありません。

ネコ?トラ?チーター?といったようにネコ科に属する絵ではダメです。

ネコを描くなら「ネコ」、イヌなら「イヌ」だと判別できるだけの特徴を捉えて描くことが重要です。

そのため、初心者がうまく描けない場合は「それらしく見えていない」ことが原因なので、あらゆるアングルの資料をフルに活用して特徴を捉えて描けば、それらしく見えるのでうまく描けます。

人体構造を頭の中でイメージできるようにしておく

うまく描くためには、人の動きを再現できるようにイメージトレーニングしておくと良いです。

理由は、頭でイメージできないことは具体的に表現できないからです。

例えば、リンゴを描いてくださいと言われればイメージできるので簡単に描けますよね?しかし、リンゴを知らなければイメージできないので描けません。

これと同じで、人の骨格や筋肉の動きを頭でイメージできれば、どんなポーズでも描けます。

常に人の骨格はどのような動きをするのか、通勤・通学中やスポーツ観戦などで人間観察しておくとイメージしやすいですよ。

ポーズ集素材をトレースしてみる

描いたキャラクターに違和感があるときは、ポーズ集素材をお手本にしてトレース(絵の上に薄い紙を載せて上からなぞる)すると違和感の原因がわかります。

なぜなら、ポーズ集素材は、人体構造を熟知したプロの絵師が描いているのでリアリティのあるポーズ画だからです。

例えば、走っている姿を描くときに、脚や腕の位置、上半身と下半身のひねり具合など、人体構造を理解していないと違和感のある絵になるでしょう。

そんな違和感を克服する練習方法として、ポーズ集素材をトレースすれば、「このポーズのときは腕を細く描くんだ」「正座をしたときはふくらはぎは見えないんだ」など、新たな発見と違和感の原因を突き止められるので上達しやすいです。

ラフや下書きで「完成後」のイメージが湧くぐらい描き込んでおく

うまく描けないときはラフや下書きの描き込みが弱いので、完成後のイメージが湧くくらいしっかり描き込んでおくとうまく描けます。

理由は、ラフや下書きの書き込み量が少ないと、線画を描く段階でイメージとのズレが生じやすいからです。

例えば、線画では細い線を引くため、太い線を使って描いたラフや下書きの場合では、線をどこに引いたのかわからなくなって完成時に下書きとのズレが生じます。

線の太さのズレはたかだか0.5mm程度ですが、全体的にズレると大きなズレとなり、完成後に違和感があります。

このズレを解消するために、ラフや下書きの段階で「完成後」のイメージが湧くぐらい描き込んでおくと、線画の段階では上からなぞるだけなので全体のズレを最小限に抑えられます。

デッサン人形を買う

手軽にポージングを描くためには、デッサン人形を購入することをおすすめします。

なぜなら、デッサン人形は20〜30cm程度の大きさで、どんなポーズでも再現できる上に何時間でも同じポーズを維持できるからです。

例えば、走っているポーズや人が中に浮いているポーズなど、どんなに複雑なポーズでも簡単に再現できるのがデッサン人形です。

また、デッサン人形に光を当てると、光の当たる場所や影になる部分なども確認できるため、よりリアリティのあるイラストが描けます。

書籍を買う

悩むだけでは上達しないので書籍を買って学ぶことも大切です。

理由は、イラストの書籍は描き方のコツやパーツごとの描き方、人体構造、ポージング集、動植物、景色などあらゆる書籍があり、アイデアの発掘や悩みを解決できるからです。

例えば、瞳がうまく描けないときには、瞳をうまく描くコツを解説している書籍を買えばいいし、動物をメインにした怪物を描きたいときは、動物図鑑と怪物の描き方を解説している書籍を買えば参考になります。

また、初心者であれば、初心者向けの書籍とか、挫折しそうなときの書籍などもあるのでシーンに合わせて最適の一冊をチョイスしてうまく活用しましょう。

イラスト書籍の「選び方」に悩んでいる人は、以下の記事でわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

絵の参考書は買ってはいけない?おすすめできる書籍の選び方を解説!

憧れのイラストを模写する

上達する一番の秘訣は「楽しむこと」なので憧れのイラストを模写しましょう。

楽しく描ければ、難しい描写でもチャレンジしようと思えるし、クリアできればスキルアップにもつながります。

また、憧れのイラストを描けば気分転換にもなり、モチベーションもアップします。

例えば、苦手な風景画の練習をしていると、うまく描けなければ気分が沈みますが、そんなときは気分転換に憧れのイラストを描きましょう。

憧れのイラストを描くと気分も晴れて、またやる気が出るし、憧れのイラストに描かれている風景画を描けば練習にもなるので一石二鳥です。

絵が上手くなりたいなら独学ではなく書籍や専門学校を活用しよう

今よりもっと上手に描きたいなら、イラストの参考になる書籍や専門学校を活用してみましょう。

なぜなら、独学でイラストの勉強をしていると、不明点や頭打ちになったときに問題を解決してくれる書籍や相談相手がいないからです。

例えば、やっと自画像を描けるようになった小学生が「プロ絵師の絵をマネして描いてるけど、うまく描けない」と悩んでも、描き方の基礎やテクニックを修得していないのに、うまく描けるはずはありません。

それなのに「自分は独学で頑張って練習してるけど、一向にうまくならない」と嘆くのは当然のことです。

どうしても独学では限界があるので、限界突破をしたい人はイラストに関する書籍とイラストの専門学校を検討してみましょう。

イラストの書籍は、悩んだときに読む本とか、ポーズ集、人体構造、パーツごとに描き方や塗り方を解説した書籍など多様にあります。

また、イラスト専門学校では、描き方の基礎から応用テクニックまで教えてもらえる上に、わからないことや悩みごとは講師に相談できます。

さらに、学校によっては、第一線で活躍しているイラストレーターが講師を務めており、実際の現場で使っているテクニックや行き詰ったときの対処法なども教えてもらえる可能性があります。

書籍に興味のある人は、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてください。

【描けるようになりたい】絵がうまくなる方法・コツ:才能がないと嘆いている初心者必見!:まとめ

今回は、【描けるようになりたい】絵がうまくなる方法・コツ:才能がないと嘆いている初心者必見!というテーマで解説しました。

  • 模写をするとモチベーションがあがり、挫折しづらい
  • 模写は人体構造を理解できるので上達しやすい
  • 描けない理由は完璧主義でイメージの引き出しが少ないから
  • 最低20~30枚の資料収集はプロでは当たり前
  • うまく描くには才能よりも理論的な分析とコツが重要
  • 印象に残ったイラストは言語化してメモに残す
  • 線にメリハリをつけて、構図全体を主要ブロックに分けて単純化する
  • 人体構造を頭でイメージできるように覚え込む
  • デッサン人形や書籍を買って勉強する

今回ご紹介した内容を実践すれば、今までの練習方法では得られなかった練習に取り組めるかもしれません。

また、独学で行き詰っている人や悩みを打開できない人は、イラストに関する書籍を購入するか、イラスト専門学校に入学して講師に教えてもらえば、独学で得られなかったスキルや知識が身に付きます。

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この記事を書いた人

webeat-illustを運営している片山と言います。

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