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絵の参考書は買ってはいけない?おすすめできる書籍の選び方を解説!

イラストの参考書を買うか迷っている人は、次のような悩みを抱えていませんか?

「絵の参考書は買ってはいけないと聞くけど本当なの?」
「思っていた内容と違ったらどうしよう?」
「どうせ買うなら絵の多い方がいいのかな?」

説明がむずかしいものや少ないもの、自分のレベルにマッチしない参考書を購入すると役には立ちません。

そのため、この記事では「イラスト初心者が買ってはいけない参考書」とは一体どのような書籍なのかを解説します。

さらに、おすすめできる参考書の選び方も解説するので、失敗することなく自分のレベルにマッチした参考書を購入できます。

この記事の最後には、200万冊以上のデジタル書籍を無料で読める方法もご紹介するので、スマホさえあれば好きな環境で勉強できますよ。

目次

買ってはいけない絵の参考書の5つの特徴

イラストの参考書であれば何でも良いわけではありません。せっかく数千円も出して購入した参考書でも、参考にならなければお金をドブに捨てるようなものです。

そこで、イラスト初心者が買ってはいけない参考書の特徴を5つご紹介します。

好きな絵柄じゃない参考書

好きな絵柄じゃない参考書を購入すると失敗します。理由として、好みの絵柄じゃなかったときに興味がなくなるからです。

例えば、タイトルや表紙の文章に惹かれて買ったとします。いざ現物を見たときに、自分の好きな絵柄じゃなかったらガッカリして2度と見ようとしませんよね。

そのため、好きな絵柄じゃない参考書は買わない方が良いです。

逆に、好きな絵柄の参考書を購入すると、次のメリットがあります。

  • 何度でも見たい
  • 絵柄を参考に描いてみたいと興味がわく
  • 描くことが楽しくなる

など、自分にプラスになることが多いです。よって、ある程度上達するまでは、自分の好きな絵柄の参考書を購入した方が役立ちます

理論派ではなく感覚派で解説する参考書

参考書は感覚的なものより、理論的に解説しているものを購入してください。

なぜなら、参考書はイラストを描くための「基礎」を解説しているからです。

基礎とは、描くために最低限必要なスキルであり、初心者が必ず通る道です。そのため、基礎がブレるとうまく描けません。

例えば、学校の図工の授業を思い出してください。先生の感覚で描き方を指導した場合、感覚を理解できない生徒は自分勝手に描きます。そして同じ先生が採点するため、理解できていない生徒は先生の感覚と違うので評価は低いです。

実際には、生徒全員が理解できるように教科書を使って教えているので、平等に評価しています。

描き方を知りたくて参考書を買う場合は、感覚的ではなく、どんな人でもわかるように理論的な説明をしている参考書を購入しましょう。

描き方の手順があいまいな参考書

描き方の手順があいまいな参考書は買わない方が良いです。なぜなら、

イラストレーターの著者が当たり前に行っている技術でも読者が分からないケースがよくあるからです。

例えば、デジタルイラストでRGB〇〇の色を使用してください!」の表記を「少し赤っぽい色を使用します」と描かれていると「どれぐらいだろう?」と困ったことはありませんか?

このように手順があいまいでは、参考書に記載されている内容と同じように表現できませんよね。

そもそも、参考書とは「基礎」を解説しているものです。そのため、「どうやって」「ここはどのように解釈すれば」といった「読者がわからないことをわかるように解説」しているものが一般的です。

よって、イラストの参考書を買うときは、描き方を順を追って正しく解説しているものを選んでください。

自分の絵のレベルとかけ離れている参考書

あまりにも自分とレベル差のある参考書は買ってはいけません。なぜなら、参考書は絵柄や説明を参考にするものであり、レベル差があると参考にならないからです。

例えば、イラスト初心者が、プロがよく使うテクニック集みたいな参考書を買っても意味がありません。

この場合は、あまりにもレベルがかけ離れ過ぎており、説明文を読んでも理解できない上に同じように描くことはできません。最低でも基礎をマスターしてから読むべき書籍です。

このようにレベルが違い過ぎて理解できなければ、せっかく買っても本棚のディスプレイになるのが関の山です。

そのため、自分のレベルに合った参考書を購入することをおすすめします。

ポーズ集で文字の説明が少なすぎる参考書

ポージングの参考としてポーズ集を買う場合には、説明が少なすぎる参考書は買わない方が良いです。なぜなら、初心者には少し難易度が高く、理解しづらいからです。

例えば、まともに人物画を描けないときに、説明が少ないポーズ集を買っても描き方がわからず、イメージ通りに描けません。

また、写真集のようなポーズ集は、ある程度人物画や衣服などを描けるレベルであれば、うまく活用できます。しかし、人物画をまともに描けない状態で、説明が少ない参考書を買うと「なんかイメージと違う」「立体的に描けない」など、参考書を買った意味がありません。

このような状況にならないためにも、説明が多いポーズ集を購入することをおすすめします。

ここまで5つの特徴を解説しましたが、自分にとって役立つ参考書を選ぶことが重要です。

でも、自分に役立つ参考書と言われても、選び方がわかりませんよね?

そんなときは、口コミ情報や購入者レビューを参考にしてください。書き込みをすべて鵜呑みにすることはおすすめしませんが、ある程度の判断材料にはなります。

失敗を避けたい人は、必ず書籍の口コミやレビューなどを確認して利用者の評判を調べましょう。

絵の参考書を買おう!おすすめの書籍3選

絵の参考書が自分のレベルや趣向にマッチしていれば、スキルアップに役立ちます。そこで、イラスト初心者におすすめの書籍を3つご紹介するので、ぜひ購入する際の参考にしてください。

イラスト解体新書

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¥2,299 (2024/06/21 16:18時点 | 楽天市場調べ)

イラスト解体新書は「自分の絵に違和感を感じるけど、改善方法がわからない人」におすすめの一冊です。

初心者にもわかりやすいように、人体パーツや具体的な作例など分類ごとにまとめてあり、すぐに取り組める内容です。

初心者のうちは、とにかく何度も絵を描くことが上達への近道です。描いているとどうしても壁にぶつかりますが、そんなときに何度でも見返して使えるのがこの本です。

人物画を「それっぽく描けるけど、なんか変」と感じるときに見れば、改善のヒントが見つかるのでおすすめですよ。

 やさしい人物画

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¥1,980 (2024/06/21 16:19時点 | 楽天市場調べ)

やさしい人物画は、人物画を描くときに重要な人体構造、表現方法、構図の比率などを解説しています。人体の描き方や構成比率などを学びたい人におすすめの一冊です。

古書なので、デザインの髪形は時代を感じるし、古書ならでは説明文の取っ付きにくい感じもありますが、レベルアップしたい人にとって手元に置いて損はありません。

ただし、描き方の手順説明はないので、自分なりのアプローチを考察する必要があります。でも、本来デッサンなどは見たものを描いていたので、それも勉強だと捉えれば初心者にも有益です。

「そんなことを言われても、取っ付きにくいんじゃ意味がないのでは?」と感じますよね?

初心者の活用方法は、何度もトレースや模写を繰り返し行うことです。試行錯誤を繰り返し行っているうちに上達のヒントを発見したり、描き方の理解を深めたりできます。

また、模写できない人は、読むだけでも理解の手助けになるので何度でも読み返して勉強すれば役立ちますよ。

鉛筆一本ではじめる人物の描き方 ロジカルデッサンの技法

鉛筆一本ではじめる人物の描き方は、人物画の基礎を学びたい初心者におすすめの一冊です。

鉛筆を使ったシンプルな描き方を解説しており、初めて人物画に挑戦する人でも分かりやすく解説しています。また、描き方の手順も丁寧で、具体的かつ理論的に解説しているので誰でも理解できます。

また、イラストと具体例が多数掲載されており、視覚的にも理解しやすいです。さらに各章のテーマが明確で、読み進めていくに従って徐々に難易度が上がる構成になっているので、初心者でもムリなく上達できます。

この書籍の良い点は、鉛筆と紙さえあれば、すぐにでも取り組めることです。

デジタルイラストに取り組む前に、鉛筆で人物画の基礎を学んでおけば、その後の時間短縮にもつながります。

そのため、この本で人物画の基礎を学んでからデジタルイラストに挑戦する方法もアリですよ。

プロ絵師の技を完全マスター 真・キャラ塗り上達術 完全版 CLIP STUDIO PAINT PRO/EX/iPad 対応

プロ絵師の技を完全マスター 真・キャラ塗り上達術 完全版は、塗り方に特化しています。そのため、塗り方を学びたい人、色塗りを上達させたい人、掲載作家の作品をマネたい人におすすめの一冊です。

有名なイラストレーター10名が個々のテクニックを解説しています。また、ほとんどのページに図解があり、全ページカラーなので視覚的にも学びやすいです。

本書には、二次元コードが掲載されており、線画や完成品のデータをダウンロードできます。ダウンロードした説明を見ながら同じ作業手順で色塗りを行えるので、効率よく練習ができます。

ただし、CLIP STUDIO PAINT(クリップスタジオペイント、通称:クリスタ)で解説しているので、使い慣れていないと参考にならない可能性があります。

また、SNSなどで人気になっている絵柄や流行の絵柄を掲載しているので、多少似通った傾向にあります。よって、購入前にはサンプルイラストを確認して、好みの色塗りがあるのか確認してから購入しましょう。

もっと他の書籍を知りたい人は、下記の記事で詳しく解説しています。イラスト初心者向けの書籍30冊を厳選してご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

イラスト初心者おすすめ書籍30選:メキメキ上達する良書に絞って解説!

絵の参考書以外に買うべきもの、インストールすべきアプリ3選

イラスト参考書だけが勉強材料ではありません。その他にも描く際に役立つ素材やアプリがあるのでご紹介します。

可動式フィギュア、デッサン人形

イラストを描く際には、実際のモデルがあるとよりリアルに描けるので、可動式のフィギュアとデッサン人形をおすすめします。

人体構造の確認と好きなポージングを容易に作れるので、人物イラストを描くときの資料として、初心者から上級者まで活用できます。

サイズも1/6スケール(20〜30㎝)〜1/12スケール(10〜15㎝)まであり、好みの大きさを選べます。

また、作業デスクと人形サイズの兼ね合いも考慮しなければなりません。なぜかと言うと、サイズが大きいと描くときに邪魔になる可能性があるからです。

可動式フィギュア・デッサン人形には、木製・ドール・シームレス・パーツの4タイプがあるので下表で解説します。

材質特徴


木製
木製はデッサンの基礎練習に最適
人体を簡略化した作りざっくりとしたイメージを把握したいときに役立つ
人形がおしゃれなのでインテリアとしても置ける




ドール
ドールはイラストやマンガのキャラを描くときに最適
動きの多いキャラを描くときに最適関節数が多く可動域が広いので、人間に近い自然なポージングが取れる
骨格や筋肉も再現されている
筋肉質からスリムボディまで豊富なラインナップ
同じドールでも商品によって再現できる
ポージングは異なる関節が動かしやすい分、ムリに動かすと壊れる危険性がある





シームレス
シームレスは関節の動きや身体のシワまで描写したいときにおすすめ
関節部分も樹脂で覆われており、継ぎ目がないので人間のように見える
海外製品が多く、日本製と比べると骨格や体型の大きさが異なる
日本人を描くときには、ある程度骨格や体型をイメージする必要がある
筋肉質な男性やグラマラスな女性を描く際にも最適
他のタイプと比較して価格が高い安くても5,000円程度、高いと数万円以上する商品もある
細部まで描きたい人は高額商品がおすすめ



パーツ
パーツタイプは、特定のパーツを描くときに最適
手・足だけのパーツ手足の細部を描きたい人におすすめ
利き手を描く際にペンを置いて観察してから描いていた人は、その手間が省ける
指先の細部まで観察できるけど、体全体は把握できない

その他に、躍動的なポージングを描きたいなら「スタンド」が必要です。スタンドがあればリアルなポーズや自立がむずかしいポーズも容易に再現できます

ただし、スタンドには取れ外せないものがあり、再現できるポーズが限定されます。購入前には取り外しの有無を確認してください。

Pinterestアプリ

Pinterest(ピンタレスト)は、写真や動画を共有・保存・検索できるアプリケーションです。

主な活用方法は、アート作品やイラスト作品などを投稿しているので描き方なども学んだり、アイデアを探したりすることです。

また、何気ない日常のひとコマやジュエリー、自然の樹木、家具、インテリアなど、さまざまな写真を投稿しているのでアイデア探しにも活用できます

さらに、投稿者ともやり取りができるので投稿者本人から指導してもらえる可能性もあります。

資料集系全般

資料集に関する書籍は、参考書が「基礎」なら、資料集は「装飾」です。人物画だけを描いても、風景がなければ情景をイメージできません。大自然の中にいるのか、家の中なのかなど、臨場感を効果的に演出するためには欠かせない書籍です。

また、資料集はアイデアの宝庫です。資料集を参考にすれば、自分の描きたかったイラストや演出効果などのアイデア発掘にも役立ちます。

資料集は絵のイメージ作り、リアリティのある絵を描くときの参考として活用できます。

資料集には次のような書籍があります。

  • 乗り物、工具
  • 伝統工芸、世界遺産、天文
  • 植物、動物
  • 家電、インテリア

など、日常的なものから非日常的なものまで、さまざまなものが写真で収められているので、描くときの参考に役立ちます。

Kindle Unlimitedならイラスト書籍が数百冊以上無料で読み放題

書籍は1,000円台〜3,000円台のものまであります。しかし、何冊も購入すると金銭的にも負担が大きいので、初回利用に限り30日間は無料で読み放題のKindle Unlimitedをご紹介します。

Kindle Unlimitedとは

Kindle Unlimitedとは、Amazonが提供している有料配信サービスです。200万冊以上の書籍があり、イラスト関連の参考書などが初回30日間は無料で読み放題です。

本来は有料配信なので、30日間を経過すると月額980円が必要です。しかし、毎回書籍を購入する費用を考えると断然お得です。

例えば、2,000円の書籍を5冊購入すると10,000円です。Kindle Unlimitedに加入すると月額980円なので、30日間の無料期間を合せれば9,800円で約11カ月間読み放題です。

同じ金額でも、Kindle Unlimitedであれば約11カ月間は好きな参考書など、何冊でも好きなだけ読めます。

また、店頭で内容を確認して購入するなら、自分の求めている書籍を購入できます。しかし、ネットで購入する場合は表紙、もしくは、内容の一部しか確認できないので、手元に届くまで自分の求めていた書籍なのかわかりません。

初回無料の30日間をうまく活用すれば、参考書の内容を確認できるので自分の求めている書籍を探すことも可能です。

手元に置きたい場合は改めて購入すればいいので、無料期間を活用して短期間で学べる上に、参考書探しに活用するのにも最適です。

ホビージャパン社の書籍が豊富

Kindle Unlimitedには、株式会社ホビージャパンが発行している書籍が多数出品されています。株式会社ホビージャパンは、ホビー情報誌、フィギュア、プラモデルの最新情報など、ホビーに関するさまざまな書籍やアイテムを提供しています。

そのため、イラストの参考になるような次の書籍を見つけられます。

  • 萌えロリータファッションの描き方
  • 女の子のイラストポーズ集
  • オジサン描き分けテクニック
  • 重さ・軽さの表現
  • メンズ萌えキャラクターの描き方

小道具とセットで使えるイラストポーズ集

その他にも数多くの作品集が収録された書籍を提供しています。

イラスト製作に必要なアイデア発掘に活用したり、普段なかなか見られない特殊な車両や機械などを描く際の参考として役立ちます。

絵の参考書は買ってはいけない?おすすめできる書籍の選び方を解説!:まとめ:

今回は、絵の参考書は買ってはいけないことの解説と、おすすめできる書籍の選び方についてもご紹介しました。

  • 自分の好きな絵柄じゃない参考書は買わない
  • 感覚的な説明では理解できない
  • 描き方の手順は詳細に書いている書籍を買うこと
  • 自分のレベルにマッチした書籍を買う
  • 描き方の説明をわかりやすく解説していなければ買っても後悔する
  • 可動フィギュア・デッサン人形が手元にあると人体をイメージしやすく描きやすい
  • Kindle Unlimitedは、初回30日間無料で200万冊以上の書籍を読み放題

今回ご紹介した内容をよく理解して実践すれば、書籍を購入する際に失敗することはありません。また、ご紹介したおすすめの書籍を参考にすれば、より自分に合った参考書探しができるので、ぜひお役立てください。

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この記事を書いた人

webeat-illustを運営している片山と言います。

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