昔ながらの紙製本をはじめ、デジタルでも多くの作品がリリースされ続けるマンガ業界はその勢いが止まりません。日本国内だけでなく海外でも高い人気を誇る日本のマンガは、日々新たなクリエーターによって生み出されています。
自分も面白い作品を描いてみたい、世界に発信できるマンガを描いてみたい!
そんな夢を持つマンガ家志望の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、
「マンガを読むのは好きだけど、描くのは得意じゃない自分でも描ける?」
「そもそもどうやって描いたらいいの?」
「独学より専門学校で勉強したほうが上達する?」
という疑問をお持ちではありませんか?
そんな疑問を解消するため、この記事では公式サイトや口コミの観点から、広島にある穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科について解説していきます。
- マンガ・アニメーション学科の特徴
- 穴吹デザイン専門学校の評価(良い面、悪い面)
- 卒業した後の進路は?
の順番にご紹介していきます。
穴吹デザイン専門学校の特徴
スクール名 | 穴吹デザイン専門学校 |
コース | グラフィックデザイン学科 インテリアデザイン学科 商品デザイン学科、建築学科 マンガ・アニメーション学科 CG/ゲーム学科、ネット動画クリエイター学科 |
学費(税込み) | 入学金16万円、1年次学費99~100万円、2年次学費99~100万円 ※入学金は入学手続き時に1年次前期分学費と合わせて納入 |
履修期間 | 2年間 |
アニメーションコース学べる内容 | ・ドローイング ・アイデアネタ帳 ・トレース作業 ・ペン入れ ・マンガ専攻 ・アニメーション専攻 ・コミックイラスト専攻 |
就学サポート | ・現役高校生対象特待制度 ・穴吹カレッジ高校生デザイン大賞 特待生制度 ・国の教育ローン(日本政策金融公庫) ・日本学生支援機構 給付型奨学金、第一種奨学金(無利息)、第二種奨学金(利息付)、入学時特別増額貸与奨学金(一時金) ・オリコ教育ローン ・広島銀行教育ローン |
ホームページ | 公式ホームページ公式 X資料請求 |
穴吹デザイン専門学校 マンガ・アニメーション学科の特徴
穴吹デザイン専門学校 マンガ・アニメーション学科の特徴を解説します。
1年次はまず基礎から!
入学してからは基本中の基本であるドローイングに多くの時間を費やします。
石膏像、モデル、ポーズモデル集などの教材を使って、デッサンやクロッキー、模写を基礎としながら人物や物体などを描くことを学びます。
デッサンとは立体物を見ながら鉛筆で陰影や質感をつけながら描くことで、目に入って来る情報を整理して理解する目的があります。
クロッキーとは、対象物の情報を要点を捉えて描く練習ですが、1分〜10分程度の決められた短い時間で描き切ることが重要です。クロッキーを繰り返し行うことで画力の向上につながります。
紙と鉛筆を使ったアナログの描画練習をたくさん取り入れることで、質感や遠近感などを捉える感覚が育ちます。
アイデアを出す!
マンガやアニメには絵を描く力だけでなく、ストーリーを作る、デザインするなどの力も必要になってきます。
いつどんな時にアイデアを思いつくか分かりません。思いついても書き留めておかないとすぐ忘れるなんてこともあります。
絵だけではなく、解説を文字で入れておくことで、より詳しく記録することができます。
そういった理由から、作品作りをする際に役に立つのがアイデアネタ帳です。描きためたネタはいつか作品に反映されるかも知れません。常に書き留めておくことが大事です。
デジタルマンガの描き方を学ぶ!
パソコンとデジタルツールを使ったマンガの描き方を学びます。
提携しているデジタルコミック誌に作品を投稿するなど、プロを意識した取り組みをしています。
アニメの制作過程を学ぶ!
アニメーション制作に必要な絵コンテ、動画、背景画などの基本を学び、技術を応用していきます。
ペン入れ練習!
プロを目指すなら、マンガは清書してはじめて作品になります。
ペン入れとは、鉛筆で描いた下書きをペンとインクで清書する作業のことです。
デジタルでも同じで、下書きをもとに無駄を省いた線を描きます。
アナログでは使用するペン先はGペンが主流ですが、他にもカブラペンや丸ペン、ミリペンといったたくさんの種類があります。デジタルでは更に数え切れないほどの種類のペンがあります。
ペン先によって線の描き具合が違うので、自分に合ったペン先を選ぶことも大切です。
昨今のマンガ業界は年々デジタル派が多くなっていると思いますが、まだまだ紙と鉛筆とペンで描かれるマンガ家さんもたくさんいらっしゃいます。
マンガ家を目指す人の中には、既にプロとして連載をされているマンガ家さんのアシスタントをしながら、技術を磨きつつ自分の作品を描いて出版社に売り込む方法を取る方もいます。
マンガ家さんがアナログで描く方であれば、当然アナログで描けなければアシスタントは務まりません。
穴吹デザイン専門学校ではアナログ描画の基礎をしっかりと学ぶので、アシスタントとしての幅も広がります。
2年次は専攻ごとに応用を実践!
選択科目としてマンガ専攻、アニメーション専攻、コミックイラスト専攻に別れて専門的な技術を習得していきます。
講評会やコンペに向けて作品を制作するので、自分の良い点や改善点を知ることができ、ステップアップにもつながります。
有名出版社の編集部員に講評してもらえる!
2〜3ヶ月に1度のペースで東京の有名出版社から編集部の方が学校を訪れて生徒の作品を講評してくれます。
プロの編集マンと知り合えるのも、自分の作品をプロ目線で講評してもらえるのも、穴吹デザイン専門学校の強みです。
講評の時に作品を高く評価されると、編集マンから名刺をもらえる場合があります。
名刺をもらうと担当編集についてくれることになり、更にアドバイスをもらえてデビューへの推進力になります。
プロによる特別授業が魅力!
出版社編集部、マンガ家、イラストレーター、アニメ制作会社、企業による特別授業を実施しています。
業界の生の声を聞くことで、求められている作品情報を知り、プロの技術を学び、就職に必要な知識を得る、とても役立つ授業内容となっています。
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科の良い評判、口コミ
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科の良い評判、口コミを解説します。
1.絵はあまり得意でない人でも基礎から学べる。
やる気次第で上達は可能です。1から始めても様々な面でサポートしてもらえます。
2.実践的な授業で知識と技術を身に付けられる。
業界で活躍されているプロの方をはじめ、豊富な経験を持つ先生方から学べるので、実際に働く際に役立つ技術を習得できます。
3.2〜3ヶ月に1度、出版社の編集マンによる講評会があるので自分の作品を見てもらえる。
マンガ好きなら知っているような有名出版社の編集部員が広島まで来校してくださるので、率直な意見やアドバイスがもらえます!
4.卒業後も就職支援が受けられる。
新しいステップを目指そうと思った時、自分ひとりでは上手くいかない部分もあるかと思います。そんな時、相談に乗ってくれて新しい就職先の紹介などもしてもらえます。
5.四国・中国地方で大手のデザイン系専門学校。
穴吹デザイン専門学校は、四国・中国地方で様々な分野の専門学校を展開する穴吹カレッジグループに属しています。
30年以上の歴史と、卒業生の高就職率や、第一線で活躍するクリエーターを多数排出している実績があります。
6.広島駅から近い好立地
JR広島駅、バスセンターから徒歩15分
広島電鉄(路面電車停留所)稲荷町から徒歩3分
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科の悪い評判、口コミ
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科の悪い評判、口コミを解説します。
1.履修期間の2年間は短い
マンガやイラストを制作するにはとても時間がかかります。基礎練習を繰り返しつつ、作品を仕上げる時間としては2年間は短いです。
編集マンに講評してもらったり、コンペに参加したり、マンガ賞へ応募したりと、制作した作品を提出する機会はたくさんありますが、あっという間に時間が過ぎて行きます。
卒業後も自分でしっかり目標を持って切磋琢磨していく気持ちが必要です。
2. アニメーション系の仕事にはあまり強くない
マンガ家やイラストレーターとして活躍する卒業生はたくさんいますが、アニメーターとなると少ないようです。
マンガ業界とのコネクションが強い印象ですが、アニメ業界とのコネクションは前面に出てきていないので、アニメーターを目指すならアニメーションに特化した専門学校のほうがいいかも知れません。
3. 必ずしもプロになれるとは限らない。
プロのマンガ家やフリーのイラストレーターを目指す人にとって現実は厳しいです。すべて実力次第の世界であることを覚悟しなければなりません。
学校からのサポートは手厚いですが、必ずしもプロになれるとは限りません。
プロになってもそれ一本で生活していけるか難しい場合も多いです。企業に就職するのとは違い、収入的にも安定しない可能性もあります。
それでも「好き」を原動力に、なりたい自分を目指せる人に向いていると思います。
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科の卒業生・在学生のレビュー
資格自体自分でとっていくというスタンスなので、そこに不満は少しありますが、先生方が的確にアドバイスをくださるので、しっかり自分が伸びるようにサポートしてくれるというところにとても満足しています。
就職するところはあまり多いとは言えませんが、先生方が最後までサポートしてくれます。
学びたいことが学べるし力もつくため、いい学科だと思うが、課題がきついのが難点。それなりの忍耐が必要だと思う
就職はいいほうだと思う。基本的に卒業生はみんな学んだことを活かせる仕事についている
引用元:みんなの専門学校情報
卒業した後の進路
プロのマンガ家やイラストレーターを目指す人は、引き続き出版社へ持ち込み営業をしたり、出版社や雑誌社が開催する賞へ応募したり、SNSなどを活用して顧客を開拓したり、マンガ家さんのアシスタントをしたりと、ワークスタイルは様々です。
かならずしもプロを目指す人ばかりではありませんので、ゲーム関係やデザイン関係の会社などへ就職する人もいます。
就職を希望する場合は学校の支援が手厚いので、2022年度卒業生の就職率は100%と驚異的な数字を出しています。
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科のよくある質問
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科のよくある質問を解説します。
Q.専門学校の勉強は高校や大学とどう違うのですか?
A.大きな特徴は、外国語や一般教養の時間がなく、学びたい分野の授業時間が非常に多いという点です。またその授業を担当する講師はその分野の仕事をしてきた専門家です。従ってほぼ毎日デザインの勉強ができます。実力は費やした時間に比例して伸びるものです。
引用元:穴吹デザイン専門学校 公式HP よくある質問
Q.各学科の専攻はいつ選ぶのですか?
A.本校では、2年進級時に選択しています。入学前のイメージや思い込みで進路選択の幅を狭めてしまうことは残念なことだと考えています。ですから、1年次では関連する分野の内容を出来るだけ広く勉強出来るカリキュラムを構成しています。十分な基礎を身に付け、さらに自分の興味関心にあわせた知識、技術を習得出来るカリキュラムです。
引用元:穴吹デザイン専門学校 公式HP よくある質問
Q.就職の状況を教えてください。
A.学科、年度によっても異なりますが、卒業生の多くが企業への就職を希望しています。その就職希望者のほぼ全員が卒業までに内定をいただいています。また内定をいただいた学生のうち85%が自分が学んだ学科と関連のある専門的な仕事についています。
引用元:穴吹デザイン専門学校 公式HP よくある質問
資料請求・申し込み方法
資料請求は公式ホームページ 資料請求より必要事項を記入してお申込みください。入試説明会、オープンキャンパス(オンライン開催、来校開催)も随時開催しています。
穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科のまとめ
- プロのマンガ家やイラストレーターを目指す人には充実したカリキュラムがある。
- マンガアシスタント経験者や各分野の専門家から技術を学べる。
- 講評会でプロの編集マンのアドバイスがもらえる。
- マンガ賞やコンペに参加して実践経験を積める。
- 学費面での多様なサポートがある。
本記事では、穴吹デザイン専門学校マンガ・アニメーション学科について解説しました。
オープンキャンパスが随時開催されていますので、実際に足を運んで学校の雰囲気を感じたり、分からないことを質問したりしてみてください!
オンライン説明会の開催もありますので、まずは視聴してみることもおすすめします!
ここまで読んでいただきありがとうございました!
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